過去の自分の投稿を遡って見ていくと、忘れていた習慣を思い出すことがあります。
その一つが丁寧道。お味噌を手作りするとか、出汁をとる、重曹でお掃除とかいった”ていねいな暮らし”とは違います。書道家武田双雲さんが書かれた著書『丁寧道』の暮らし方です。
一つ一つの行動を丁寧に行う。
例えば顔を洗う時には石鹸の香り、泡の感触を味わう。 洗濯機のスイッチを丁寧の押す。といったものです。行動を丁寧に行うことで今ココにいられるのです。未来への漠然とした不安や過去の後悔を思ったいては今ココにはいられないというのです。
なぜ未来でも過去でもなく今を感じる、今にいることが大事なのか…おそらく身体と心がバラバラになってしまうからだと思います。 身体は常に今にしかいられない。心が未来や過去にいると体と心がバラバラの状態。心も今にいないと体が感じる感触、身体が今何を求めているのかを感じられないのです。
丁寧道をしていると、感じる心、味わう力が蘇るように感じます。小さい頃はいちいち小さな事に感動していたと思います。それは子どもは今ここにしかいられないから。大人になるにつれ、何か考えごとをしながらご飯と食べたり、流れ作業になってしまって心ここにあらず。
身体はとっても寂しかったでしょう。
ごめんごめん 思い出しだよ丁寧道。 今日からまた一つ一つの行動を丁寧に味わって、感じていきます。