子育てが終わりつつあります。
昨年の2月は2人の受験生の母としてクライマックス。
今年も図書館で勉強している子、コンビニで赤本をコピーしている子たちを見ると
「あと少しで終わるから、もう少しだよ!」と心の中で声をかけてしまいます。頑張れでもなく、もうすぐ終わるからね。
「お姉ちゃんなんだから」とか「男の子なんだから」と一度も言った事がなく、私も子ども同士名前で呼んでます。区別なく育ててきたつもりですが、勉強に対する取り組みは兄弟と言えども全くちがいます。下の子は経験者がいるので得なのになと思うのですが、お勉強は好きではありません。
ついつい「勉強しなくて大丈夫なの?」なんて声をかけてしまいますが、それでやる気になる子どもはいません。将来子どもが学歴や収入で困った時に「ほら、だからお母さんは勉強しなさいって言ったじゃない」というための保険なのです。
本人が通いたい訳ではないのに塾に行かせるのも親が安心したいだけ。
勉強しなかったことで起こる出来事はその子にしか体験できない。今現在なにも問題はないのに、親が勝手にまだ起きてな未来を心配している。
その事に気づいてからは、意識して「今は何も問題はない」と自分に言い聞かせて口は出さずに、ただ機嫌良く過ごすことに集中しました。どんなに塾代が高くても、無駄じゃないかと思っても、子どもに愚痴ることはなく、私の安心代だと割り切りました。 高い安心代です。
受験生のお母さん、もう少しで終わります。
あるラジオ番組で「受験は何のためにあるのか?」という受験生からの問いに
「大人になって全力を出すための訓練です。」と答えているのを聴きました。誰の言葉だったのか、今となっては忘れてしまいました。
東大生は最後まで頑張る、やり抜く力があるとか、大人になって踏ん張れる奴は受験を頑張った奴だと聞きます。
大人になると一生懸命とか全力を出すとかホントできなくなるんです。
部活動でも勉強でも最後までやり抜いてほしい。
受験生 あと少し!